「専門性を売る」Cool Workers という働き方

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Cool Workers は 自由なはたらき方の実現 に向けて、様々な取り組みをしている Web メディアです。

Cool Workers
https://cool-worker.com/

書籍化もされており、キャッチコピーは

時間と場所に縛られず、専門性を売って稼ぐ人になる

です。

耳あたりの良い、今っぽいコピーですね。


私は、はじめに書籍を手に、次に Web メディアを知りました。

  • フリーランスに興味がある
  • 新しい働き方を模索したい

という方は、情報がまとまっている書籍の見てみると良さそうです。

Cool Workers

本書は「専門性を売る」ためのノウハウが充実しているなと感じました。

それは、著者の北村氏が「コワーキングスペースの運営事業」などおこなう会社を経営しており、 たくさんのフリーランサーと接しているリアル経験 が盛り込まれているからでしょう。

説得力があり、面白いです。

内容紹介

書籍紹介は

少子高齢化・生産年齢人口減少へと向かう日本で、あなたはどう生きる?

日本の雇用問題解決のカギを握る、クールワーカーズ(Cool Workers)。

それは、好きな仕事を、望む場所で行い、より多くの報酬を得る働き方を実現する、最強フリーランス。

というようなことが書かれています。

本書は、ざっくりと

  • 近い未来の労働市場と、新しい働き方
  • コワーキングスペースの紹介
  • フリーランスの実態やノウハウ、トラブル事例
  • フリーランスにコミュニティが必要な理由
  • 自分を売れるフリーランサーになるためには
  • Cool Woeker として活躍されている方の事例紹介

という構成になっています。

私が感じた本書のキーワードは次の 2 点です。

  • 「雇用」から「契約」へ
  • スキルとマインド

「雇用」から「契約」へ

本書の冒頭では、労働市場の変化について述べられています。

労働市場の変化は大きく次の 2 点です。

  • 企業が短命化する
  • 労働人口が減少する

つまり、

「時間が余って仕方がない」人なんてほとんどいなくて、

限られたリソースの中で、よりいっそう、「 効率よく成果を出す 」ことが求められるようになるのですね。

素人ばかりのプロジェクト

たとえば、会社で新規プロジェクトを立ち上げる状況を考えます。

専門知識のあるメンバーが誰もおらず「全員素人」だとしたら、

勉強して業務知識を得るところからスタートするとなると、膨大な時間がかかります。
おそらく、そんな悠長な事ができるのは大企業だけです。

そもそも社員に適正があるかは、やってみなければはわかりません。

「いつまでに何をするか」マイルストーンを置くこともできず、 ましてや「いつ終わるか」が全く読めない不確実性が高いプロジェクトになってしまいます。

社内でやることにこだわりすぎると、大真面目でこういうことをやってしまいます。

専門性の高い外部パートナー

しかし、専門性の高い外部パートナーと連携すれば、プロジェクトが一気に加速します。

だからこそ、 「必要なときに、必要なスキルを持っている人を、必要な期間だけ調達する」 することに大きなメリットがあるのです。

そして、近い未来、「 複数のビジネスパートナーと有機的に連携する こと」は一般的になってくると予想されます。


これが本書の 「雇用」から「契約」へ という言葉が示しているものです。

中途半端なゼネラリストよりも、尖った専門性を持ったほうが売れる 」時代になると言えます。

専門性を高めるメリット

実際、「専門性を高める」ことはメリットしかないと考えます。

「新卒で入社した企業を、定年まで勤め上げる」と、素朴に信じる人は少ないと思いますが、これからは

  • 企業が短命になること、
  • 寿命が労働年数が延びること

から「一つの企業に居続ける」ことがとても難しくなってきます。

しかし、高齢になってお世話なった会社が消滅してしまったとしても、 「市場で求められるスキルが」 があればなんとかなるものです。

だから、社内価値よりも市場価値を意識するべきですね。


「私にはそんなスキルがない」と感じる人が多いかもしれません。

そんなことはありません。

実はあなたのスキルも売れます。

本書にも「日本の労働市場は閉鎖的で流動性が低い」ということが述べられています。

そのために価値が明確になっておらず、わからないから不安になる のであって、実は希少性のあるスキルを持っているかもしれません。

まずは「今できることを可視化する」と良いと思います。

スキルとマインド

本書では「売れるフリーランスの条件」として次を挙げています。

  • 「先に与える人」かどうか
  • 「売れる専門性」を持っているかどうか

「売れる専門性」を持っているかどうか

「専門性を高める」ことと同じく「その専門性が求められているかどうか」も重要なことです。

ニーズがなければ価値として人気されませんから、当然のことですが、「今持っている手持ちの武器」だけで頑張ろうとすると、方向性を誤ってしまいことにもなりかねません。

「どちらを向いて努力するか」ということも考慮が必要なことです。

「先に与える人」かどうか

本書では、信頼を得るために「信頼の種まき」をする、というお話が掲載されています。

業界で長く生き残るためには「信用」が何よりも一番大切 です。

ここを疎かにしている方を割と見かけますが、最重要ですね。
もう一度いいます。

業界で長く生き残るためには「信用」が何よりも一番大切 です。


私は、 フリーランスこそマインドが重要 だと考えています。
それは、フリーランスという立場では「個人 対 個人」の関係性が顕著になるためです。

「仕事は多少できるかもしれないけど、なんか面倒くさいんだよね」という評価になってしまうと、お付き合いを継続するのは難しいでしょう。

本書にそのようなトラブル事例があったので、ぜひご覧ください。

成果を出すはスタートラインに過ぎません。

そこから重宝されるかどうかは、 「姿勢や人柄 ( = マインド) 」 もとても大切ですよ、と実体験からお伝えしておきます。

働き方のモデルを知る

『売れる専門性』と『売れない専門性』など、

本書はフリーランスに興味を持っている方にとってプラスになるリアルな話が多数掲載されています。

けれども、フリーランスに興味がない方にも、

  • これからの労働市場がどうなるか
  • そのなかで、わたしたちはどうやって立ち回るべきか

といった内容はきっと役に立つと思います。

「こういった働き方もあるのだ」という、働き方のモデルを知る ことで、新たな視野が開けることもありますから。

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