「長寿を厄災」にしないために、もっと本気で健康になったほうが良いのではないか

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リフレッシュルームから聞こえてきた会話

先日、ある会社のリフレッシュルームで、休憩中のエンジニアさんたちがこんな会話をしていました。

「俺ら、70 過ぎても働かないとダメなんでしょ ?」

あと 40 年以上もあるって考えると、地獄だよな

そこを通りかかった私は、

思わず顔をニヤけさせてしまいました

「やっぱりそうだよね」と。

「みんな同じように感じているんだな」と。

オンディーヌの呪い

長寿化によって、

「 3 ステージ」の人生戦略が通用しなくなる

と説いたのが 書籍 LIFE SHIFT でした。

「人生 100 年時代」の代名詞と言えそうな書籍ですね。


本書には オンディーヌの呪い という表現が出てきます。

「眠った瞬間に死んでしまう」

という意味で使われるこの表現は、

いわゆる「長寿リスク」を指しています。


なんの備えもなしに 100歳まで生きた場合、

どんなに疲れていても、

休まず働かなければならない

という状況になる恐れがあります。

それは、

自分の想像を超えて

長生きしたために、

生活資金が不足してしまうためで、

しかし、

年をとってから働こうとしても、

働き口も少ないし、

低賃金であるため、

余裕がなく働き続けなくてはならない

といったシナリオを想定した言葉です。

体こそ資本

「長寿を厄災にしない」ためにも、

皆一斉に同じステージを横並びで進むのではなく、

自分のライフイベントに沿って、

複数のステージを組み立てていく、

といことを、LIFE SHIFT では説いています。

これが「マルチステージの人生」ですね。

これについては、ここでは詳しく触れません。


LIFE シフトでは、

医療技術の革新で

健康である期間が長くなる

という事に触れる程度で、

健康については、
あまり深く触れていなかったと記憶しています。

(「健康に気をつけましょう」というだけの本なら、売れないですしね。)

しかし、

健康面でも 長く生きることを前提とした

生活習慣に改善すべき、

ということに、全く触れていないわけではないんですね。


注意しなければならないのは

「 3 ステージ」を前提とした生活習慣を、

ずっと続けると、

後々まで尾を引くような事があるかもしれない、

ということで、

ステージの設計とともに、

身体や精神が健全であること

も含めて設計することが望ましいのです。


健康があってこそ、

気持ちも安定するし、

医療費も抑えられるし、

頑張る気持ちになる

ってもんじゃないですか !

「不可逆なダメージ」を避ける

以前、矢作 直樹 さんの書籍を拝読して

「過酷な労働環境で体を壊したために」

「それまでのような踏ん張りがきかなくなった」

ことを明かしていました。

このように、人間の体は、

不可逆なダメージを受けた場合に

100% までは回復できなくなってしまいます。

ただでさえ、

加齢で身体能力は徐々に低下しますし、

矢作さんのようなケースでなくても

大きな病気をして
外科的治療をしたような場合に、

術前術後で体の感覚が

なんとなく変わってしまった、

というような話も耳にします。


理想的なのは

病気になってから診断を受ける

のではなくて、

病気を未然に防ぐ

そのために、

強い心身を作り上げる

ことですね。

世の中的には、

「予防」はお金にならないため、

「治療」のほうがウェイトが高いように見えますが、

「病気で苦しい思いをしたいか ?」

と問えば

「できれば、したくない」

そう、皆さん口を揃えるはずです。


だからこそ、

ダメージが貫通する前に休む

こと、

長く自分の体と付き合うために

いたわりながら日々を過ごす

ことを意識して、

アクションを起こす事が必要になってきます。

そのために、

生活習慣を見直し、改善する

ということが重要だと考えています。

生活習慣の大きなリズムを作るのは、

労働環境であるため、

そこも含めて、

「自分がどう生きていきたいか」

まで含めて、生活習慣を見直す

ということが必要になってくると思います。

関連情報

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

リンダ グラットン,アンドリュー スコット
出版社:東洋経済新報社  発売日:2016-10-21

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おかげさまで生きる (幻冬舎文庫)

矢作 直樹
出版社:幻冬舎  発売日:2017-04-11

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