就職をギャンブルにしてはならない

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ツラい労働環境

はてなブックマーク (以降、はてブ) に

保育士のブラックな労働環境

についてのボヤキがありました。

保育士には二度と戻らない
https://anond.hatelabo.jp/20190629192946

ギリギリで現場を回しているので、

やめたくてもやめられない。

そういう労働環境で苦しんでおられる方は、たくさんいらっしゃると思います。

入ってみないとわからない

この はてブ記事で

「事前の見学や面接だけじゃ分からないことだらけ」

が、

私も何度もそう感じたことだなあ

と強く思いました。

記事から引用します。

私に職場選びの運がないだけかもしれない。

大学の同級生を見てても、いい園はいっぱいある。みんな大変ながらも楽しそう。

でも事前の見学や面接だけじゃ分からないことだらけ、結局は入ってみなきゃ黒か白かの実態は分からない。

https://anond.hatelabo.jp/20190629192946

そうですよね。

日本で就職活動をして就職する って

ギャンブル に近くないですか ?

いくら、事前に見学したって

1 回や 2回 程度面接をしたって、

わからないことってたくさんありますよね。

家からほど近くて、

希望している職種で

で探して、

「ちょうどその時」に募集をかけている会社だって限られますし、

そんなかで、「良い職場」にめぐりあうかなんて、

運でしかないと思うんですよね。

実際、

職場が清潔そう

とか

面接官に交換が持てる

とか、

応募する方の判断材料って、そのくらいしかないわけで、

「良さそう」と思って入社を決めても、

配属になって、隣の席の人が、

「生理的に無理」みたいなことも、

ありえる話じゃないですかね ?

「トライ & エラー」も難しい

最も安定して応募がある業種として

  • 介護
  • 看護師

があると思います。

特に看護師は、

求人も多く、

免許制で給与の底も高めなためか、

人の出入りが激しいと感じます。

話を聞くと、
「職場が合わない」と感じた場合に、

比較的かんたんにやめてしまう傾向があるような気がしますね。

それでも、
再就職がしっかりできるんですね。

そうやって、

自分が働きやすい

労働条件が良い

職場を探すことができる

ということは、私はポジティブに捉えていて、

職場探しのトライ & エラー

というように表現しています。


「入ってみないとわからない」側面がある以上、

働く側の方も、ある程度 トライ & エラー できないと、

苦しいと思うんですよね。

しかし、この トライ & エラー を、

日本で実際にやるのは

かなりハードルが高いと思います。

そもそも、
「就職に苦労した」という方は、

「退職したら、次が決まるか不安でしかたがない」と思いますし、

ある程度の年齢以上の方は、

「入った先で勤め上げるべき」

ということを、素朴に信じて疑わないため、

転職に対してたいへんネガティブな反応を示したりします。

やっぱり

「 3 年経ってないのに辞めたの ? 根性ねえなー」

みたいな風潮は、まだまだありますよね。

けれども、

「今」過酷な環境で苦しんでおられる方は、

置かれた場所で咲けなくて死んでしまう

よりも、

咲ける場所を探していく

ことを考える方がよほど良いと思います。

ミスマッチを防ぐ努力

雇用のミスマッチ

は、多くの企業さんが頭を抱える問題であるはずですね。

採用活動は、

企業の方も大きなコストがかかるはずで、

採用した方には

長く働いてもらいたいと考えているはずです。


ミスマッチを緩和する施策として、

その一つは「お見合い期間」を設ける

だと思います。

書籍『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』

には、

ChatWork 社の採用フローに、

「採用された場合に一緒にはたらく人」と

机を並べて実際に仕事をしてみる

という「お見合い期間」があるということでした。


また、書籍『ワーク・ルールズ!』によると、

Google には

「同じチームで誰かがノーと言った人」は採用しない

というルールがあるそうです。


これらは一例ですが、

スキルだけではなく

一緒に働く人とやっていけるか

という視点で

採用を決める

ということは、とても大切なことですよね。


けれども、実際にこれができるところは

少ないと思います。

それは

「採用したい人」に対する
ビジョンが、そもそも明確になっていなかったり

「経営理念」が明確になっていなかったり、

そもそも、

「お見合い期間」なんてあると、

応募者が逃げ出してしまうからできない

というところもそうですよね。


近い将来、

環境が悪い会社は

応募がなくて立ち行かなくなる

ということが予想されます。

ですから、求人を出す企業の側が

「応募者に働いてもらいたい気持ちになってもらう」ために、

環境を改善することが必須と言えそうです。

しかし、実際にそうなるには

5年、10年という月日が必要でしょうね。

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