「嫌なことを考えてしまう」のは、自分で生み出す毒である

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意識が飛ぶ、のは日常 ?

私たちは、

体と頭で、全く別のことをしている

ということを、ごく日常で行っているものです。

たとえば、

歩きスマホ

はその代表と言えますね。

足は目的地に向かっているけれども、

意識はスマートフォンに釘付け

スマートフォンに夢中になるあまり、

気がついたら目的地についていた

ということも、あるのではないでしょうか。

体はそこにあるのに、

意識は、全く別のところにある

この状態を、

「幽体離脱」と表現している人があり、

なるほどなと感じました。

しかし、この「幽体離脱」を、

笑い飛ばすことはできないと思います。

自分で作り出す毒

スマートフォンに限らず、

例えば

大きな心配事があるようなときは、

食事をしていても

自動車を運転していても

何をしていても、

すぐにその心配事に意識が戻ってしまいます。

楽しいことばかり考えていれば良いものを、

ネガティブな思考の方が、

気がつけば考えてしまう

そういうものではないでしょうか ?

けれども、

心配事や、嫌なことに支配されている

このような状態を、

自分自身で毒を作る毒に苦しめられている状態

ということができそうです。

不快な映画を繰り返し見る人はいない

マインドフルネスのエクササイズ本、

『「今、ここ」に意識を集中する練習』には、

こんな話があります。

みなさんは、不快だとわかっているDVDをわざわざお金を出して借りてきて、数えきれないほど何度も見たりしませんよね。
それなのに頭の中では、同じ不愉快な思い出を何度も何度も上映して、そのたびに苦痛と屈辱を味わうのです。

子供がなにかささいな悪さをしたときに、何十回も繰り返し叱ったりしませんよね。
それなのに、かわいそうな自分に対しては、過去の出来事を何度ももち出し、怒りをぶつけて辱めるのです。

「今、ここ」に意識を集中する練習 p.20 - p.21

まったくその通りのことを

してはいないでしょうか ?

私にも、

「あんなに怒らなければよかった」

とか

「あのときしんどかった」

などと、

辛かった時のこと

を思い出しては、

落ち込んだり、

嫌な気分を引きずってしまう、

ということがあります。


「お金を払って、不快だとわかっている DVD 」を、

わざわざ借りて来る、

などということは絶対にしませんよね ?

けれども、頭の中では

同じ不愉快な思い出を何度も何度も上映したり、

過去の出来事を何度ももち出し、怒りをぶつけて辱めたり、

というように、

何度も何度も、

繰り返し、

自分で自分の気持を、

貶めて

そして、そのたびに

苦痛と屈辱を

味わっているのです。

現在のことを疎かにしない

過去を思い出して

後悔に浸っていると、

現在のことが疎かになってしまいます。

お金を払ってみたくもない映画を見る人はいませんが、

けれども、私たちは

現実には「過去と未来を行ったり来たり」して、

過去の苦しみに囚われたり

未来の不安に縛られたりしているものです。

このように、

過去のこと、未来のことで

心身をすり減らせてしまうのは、

頭と心のエネルギーの無駄遣い です。

そして、

「今」、目の前にある楽しみをも、

見過ごしてしまうこと につながります。


そう、わかっていても、

悩みや、ネガティブな考えが

溢れてきて止まらない

のかもしれません。

一つの解決が

今、ここに集中する

という、マインドフルネスだと、考えています。

マインドフルネスの定義

『「今、ここ」に意識を集中する練習』では、

マインドフルネスの定義を

マインドフルネスとは、自分の体や頭や心のなか、さらに身の周りに起きていることにい意識を完全に向けること。
批判や判断の加わらない「気づき」

「今、ここ」に意識を集中する練習 P. 14

としています。


自分のこと

周囲のこと

それぞれに意識を向けること

それに気づくこと

が、マインドフルネスなのですね。


当書籍については、次の記事でも紹介しています。

書籍『「今、ここ」に意識を集中する練習』はマインドフルネス入門の良書
『「今、ここ」に意識を集中する練習』は、日常生活の中でできる練習でまとめらており、多くのたくさんの示唆に富んだマインドフルネス入門の良書です。
Six Shifts 自分らしく生きる新時代の人生戦略

ふとした瞬間に感じる幸せ

ちょっと疲れたと感じた時に、
夕日が差しているのを眺めたり、

木陰に入って、涼しい風が吹いてきたり、

実家の、おふくろの味を感じたり、

私は、

日常のそういった心地よい瞬間が、

幸せに感じます

そして、幸せを感じられるということ、

その事自体が幸せである、

というように思います。


過去や未来のことで思い悩むよりも、

日常生活の中で、

ふとした瞬間に意識を向け

幸せを感じられる

マインドフルネスは、

そのための心の持ちようを体系化したもの

というように理解しています。

関連情報

「今、ここ」に意識を集中する練習

ジャン・チョーズン・ベイズ
出版社:日本実業出版社 

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書籍『「今、ここ」に意識を集中する練習』はマインドフルネス入門の良書
『「今、ここ」に意識を集中する練習』は、日常生活の中でできる練習でまとめらており、多くのたくさんの示唆に富んだマインドフルネス入門の良書です。
Six Shifts 自分らしく生きる新時代の人生戦略