書籍『「今、ここ」に意識を集中する練習』はマインドフルネス入門の良書

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心身を整える

  • 怒り
  • 嫌なこと
  • 不安

など、

ネガティブなことをが頭に浮かんで離れないのは

現在を疎かおろそかにしてしまう、

「自分で作り出す毒」である

という記事を、前回書きました。

「嫌なことを考えてしまう」のは、自分で生み出す毒である
嫌なDVDを借りてきてみる人はいませんが、私たちは「過去のできごと」を思い起こしては、何度も自分を苦しめています。このような自分を苦しめる毒を回避するにはどうしたら良いでしょうか
Six Shifts 自分らしく生きる新時代の人生戦略

過去や未来のことで思い悩むよりも、

日常生活の中で、

ふとした瞬間に意識を向け

幸せを感じられる

というマインドフルネスは、

心身を整えるために効果があるもの、と考えています。

本記事では、

私が影響を受けた

『「今、ここ」に意識を集中する練習』

についてご紹介いたします。

「今、ここ」に意識を集中する練習

『「今、ここ」に意識を集中する練習』は、マインドフルネスの入り口となる良書です。

「今、ここ」に意識を集中する練習

ジャン・チョーズン・ベイズ
出版社:日本実業出版社 

Amazonで詳細を見る

日常のできごとに注目する

マインドフルネスというと、

まず座禅をイメージする

という方が多いのではないでしょうか。

けれども、

座禅は案外敷居が高いように感じたり、

抵抗を感じる方もおられると思います。

本書は、

日常の些細なことに注目して、

「今、ここ」へ意識を向けることを促す

という点に特徴があります。

本書に掲載されている「練習」をピックアップすると

たとえば、

  • 食べるときは「食べること」に専念する
  • 高いところを見上げる
  • 風を感じる

などがあります。


「食べる」ことは、毎日当たり前にすることですし、

風は、自分で何かをするわけではありません。

自分が歩いた時に、空気が動く様子や、

外で、風が吹いてきた時に、

「ああ、心地いい風だな」

と感じたり、

このような日常に立脚している点で、

抵抗なく、

誰かに気後れする必要もなく、

実践しやすい練習だと思います。

1 年分のエクササイズ

先にも挙げた

  • 食べるときは「食べること」に専念する
  • 高いところを見上げる
  • 風を感じる

など、

マインドフルネスの練習を、

本書は 53 点収録しています。

毎週 1 つずつ実践して 1 年かかりますから、

1 冊で 1 年楽しめる、

のです。

お得ですね。

マインドフルネスの定義

『「今、ここ」に意識を集中する練習』では、

マインドフルネスの定義を

マインドフルネスとは、自分の体や頭や心のなか、さらに身の周りに起きていることにい意識を完全に向けること。
批判や判断の加わらない「気づき」

「今、ここ」に意識を集中する練習 P. 14

としています。


私は、最初は

マインドフルネスという言葉が、

よく意味がわからないもの、

なんとなく異色で、気持ちが良くないもの

だと感じていたのですが、

先の定義をみると、

宗教色をたないものであり、

日常の気付きを大切にしよう

というものであることが、わかると思います。


自分のこと

周囲のこと

それぞれに意識を向けること

それに気づくこと

が、マインドフルネスなのです。

気持ちを整える習慣を持つ

本書では

ハンドルを握って、

次に気がついたときは 目的地についていて、

その、目的地に着くまでの 40 分間は、

まるで自動運転のようだった、

というエピソードが紹介されています。


このように、

体はここにあるのに、

意識が全く別のところに行っている

という、「心と身体の乖離」を、

私たちは日常でしばしば経験しています。

しかし、

過去、未来、空想の世界
無意識でいるあいだ、人生の多くを失っている

「今、ここ」に意識を集中する練習 P. 20

というように、

「心がどこか別のところ」

にあるために、

その間の人生を失っている

とも言えるのです。

本書にあるような、

マインドフルネスの練習

というと大げさですが、

自分のこと

周囲のこと

それぞれに意識を向けること

それに気づくこと

で、

意識を引き戻し、

心と体を一致させることで、

気持ちを、ほんの少しでも整える

ことに繋がっていくのだと感じます。

待ち時間は、整える機会

スマートフォンの普及により、

昔ほど「待つこと」が楽になったかもしれませんが、

それでも、

誰かの遅刻や

交通機関の遅れなど、

「待つ」ということは、

私達が感じる苦痛の一つだと思います。

私は、本書のあるエピソードを知ってから、

今までよりも待つことが苦痛ではなく成りました。

それは、

筆者が禅僧を待たせてしまった際、

遅れたことを侘びたところ、

「構いません、瞑想する良い時間になりました」

というような返答だった、

というエピソードです。

待つことは辛い

かもしれませんが、

ちょっとした時間でも、

気持ちの余裕で、

こんなにも対応の仕方が変わるのだと感じ入りました。

遅い遅いと、

イライラして待つよりも、

目を閉じたり、深呼吸をして

気持ちを整えながら、

ついでに待つ、

という方が、

よほど自分にとっても、相手にとっても良いですよね ?

関連情報

「今、ここ」に意識を集中する練習

ジャン・チョーズン・ベイズ
出版社:日本実業出版社 

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