学校ではない、居場所

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学校に行かない!~子どもたちの思い~

NHK 『ウワサの保護者会』は、

2019 年 8 月 31 日に

「学校に行かない!~子どもたちの思い~」

というテーマで番組を放送していました。

ウワサの保護者会
学校に行かない!~子どもたちの思い~
http://www.nhk.or.jp/hogosya-blog/100/406015.html

当番組では「不登校」も含め、

小中高のお子さんを持つ保護者向けに

さまざまな企画で番組を放送しており、大変勉強になる番組です。


8 月 31 日も不登校がテーマでしたが、

今学校に行っていない 10 代 3 名と、

学校に行かなかった経験のある社会人 7 名が

自分たちの思いや、

これまでの過ごし方を語り合う

という対談もあり、

たいへんリアルな体験談が語られました。

あの子みたいにならないで

番組の中で、

  • 外に出たくても出られない気持ちはよくわかる。図書館の方に「あの子みたいにはなってほしくない」と陰口をたたかれ、夢にもそのことが出てきて怖かった。(14歳・アオイさん)

  • 母がいわゆる世間一般の小・中・高・大に自分を強く行かせようとするうちは追い詰められ、窓から飛び降りようとしたことも。(経験者:IT企業社員 ゆうきさん)

番組サイトから引用
http://www.nhk.or.jp/hogosya-blog/100/406015.html

とありました。


前回、鎌倉図書館のツイートについて記事にしました

学校が始まるのが死ぬほど辛い
夏休みが開ける8月末は「学校に行くのが嫌だ」と落ち込んでいる学生がたくさんいると思います。不登校を経験した親として、しんどい時に必要なのは「ただ休む」事ができる場所です。しかし、それはとても難しいことなのです。
Six Shifts 自分らしく生きる新時代の人生戦略

が、

逃げても良い

という働きかけが始まりつつある一方で

「子供は学校に行くものだ」

という強い価値観が

相変わらず多くの人の気持ちにある

ということも、改めて再確認しました。

それは、不登校状態にある

子ども自身も

同じなのです。

学校に行きたくても、

いけない、

当たり前だと思っていることが

まわりのひとたちが

当たり前に行っていることが

自分だけできない、

という、プレッシャーは

他の人が考えている以上に、

本人の心に重くのしかかっているのです。

そんなに苦しいなら、

学校に行けばいいじゃない ?

と思うかもしれませんが、

それができないからこそ苦しい のです。


ちょっと余談ですが、

不登校関係の特集、書籍などを見ると

「あいつだけ学校に来なくて休んでいてずるい」

とか

「みんな我慢して学校に通っているのに、一人だけ来ないのはけしからん」

といった、

わけがわからない理由で、

不登校状態にある人を、

責め立てる

というエピソードを、

割と目にするんですよね。


みんながそうしているから

あなたも同じであるべき

とか

みんなが我慢しているから

あなたも我慢するべき

という理屈は、

もう通る時代じゃないですよね。

他人がどうしようと、

本当は関係がないはずではありませんか ?

他人をそうやってコントロールしようとすることは、

同時に。自分のことも、

他人にコントロールを委ねる、そうなっても構わない

というように見えます。

いずれにしても、古い考え方だと思います。

学校復帰を目指さない、居場所

番組では、「変わりつつある国の不登校施策」として、

川崎市の「フリースペースえん」の紹介がありました。

このフリースペースは

自治体と民間が連携しした

学校外の居場所 を目指した

フリースペースです。

その特徴は、

無料で通えること

そして、

学校復帰を目標にしていない

にあります。

番組で紹介された、

「一人の人間として尊重されたら、子どもたちは “大丈夫かも” “やりたいことができた” “社会に出たいよ” など思いがたまって、充電されたら、自分で考えて社会的な自立に向かうんですよ」(NPO法人フリースペースたまりば理事長 西野博之さん)

という言葉は、

私の体験、

子供が不登校になって、学んで実感したこと

そのものです。

しかし、これを実践するための場、

実践できる場所は

実は限られている、

というのが現状です。

けれども、

こういった 公民連携 で、

新しい子供の居場所を作る取り組みは

日本全国で一気に広まっている、

といいます。

学校に行かなくても、社会に出ることはできる

親の側からすると、

学校に行かないと、

まともに就職ができないのではないか、

すると、収入も得られず、

本人が苦労するのではないか

という心配、

先行きの不安が、

あるのだと思います。

これをショートカットすると、

学校に行かないと大変なことになる

ですね。

私も、子供が不登校になったときは、

同じように考えていました

けれども、

結論として、

学校に通わなくても、

しっかり生計を立てて、

自立して、

楽しく充実して生きることはできる

と、言い切ることはできます。

もちろん、

挫折は失敗は

あるでしょうけれども、

それは、学校に行っていても、行っていなくても、

同じことですよね ?


この、親の側が持っている

不登校状態の、本人も

心の奥に抱えている

「ちゃんとした大人になれるのか ?」

という不安は、

やっぱり大きな不安ですよね。

これに対する答えは、

そのような状況を

乗り越えて、

活躍されている方の

実際の声を聞くこと

が、近道だと思っています。


『ウワサの保護者会』は、

次回、

社会人になった 7 人が、

今の仕事に就くまでのことを語る

内容ということで、

「学校に通わないとダメだ」と、

理解を示してくれない

お父さんや、祖父母たちと一緒に

こういう番組などを見ていくことで、

なんとかなるんだ

と実感してもらったり、

苦しみを理解してもらう、

ということが大切だと思います。


今の仕事に就くまでのことを語る、

「進路はどうする?」についての記事は次です。

学校に行かなくても社会に出る道は、たくさんある
NHK『ウワサの保護者会』では「今学校に行っていない10代の3名と、学校に行かなかった経験のある社会人7名」という企画で、「未来が考えられない」という10代の子供に対し社会人7名がどういう進路をたどったか多数のエピソードが語られました
Six Shifts 自分らしく生きる新時代の人生戦略

関連情報

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不登校・ひきこもりが終わるとき

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