物をつくる前に人を作る

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前回、松下 幸之助 氏の

『リーダーになる人に知っておいて欲しいこと』

の一節より、

「くさす」ことのデメリットについて書きました。

売り込むためにライバルを「くさす」必要はない
松下幸之助氏の『リーダーになる人に知っておいて欲しいこと』に相手を「くさす」のはよろしくない、というお話がありました。リーダーこそ「くさす」のではなく「ライバルをもを認める」姿勢が必要ですよね。
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今回は、もう一つ

松下 幸之助 氏の言葉で、

感じ入ったものについて

紹介いたします。

人をつくるところところでございます

松下 幸之助 氏は、

得意先から
「松下電器は何をつくるところか」

と尋ねられたならば

松下電器は人を作るところでございます。

あわせて電気商品を作っております

と答えるように、

というように、

若き社員に話をしたそうです。

事業は人にあり

人をまず育成しなければならない

というように、

松下氏は、当時感じており

そういう言葉が出た

ということでした。

人をまず育み、

その傍らで商売をしている

という姿勢が素晴らしいですよね。

純粋に、

こういう人のもとで働きたいなあ、

と感じました。


これは、『松下幸之助「一日一話」』

の 1月23日 ( P.30 ) に、

掲載されています。

本書は

365日の

まる日目

のお話です。

本書は一つ一つの題材が

1 ページと

短いのですが、

それでもその言葉の端々に

氏の理念がにじみ出る

良い言葉にあふれていると

そういうように感じます。

教育しない ? できない ?

残念なことですが、

人をつくること

を実践している企業は、

それほど多くはない、という印象を持っています。

私が、

初めて就職した企業では

社員研修はそこそこに、

OJT と称して、

ほぼシロウトの状態で

現場に投げ込む

ということを繰り返していました。

また、その後の企業で

他の支社の新人さんが、

先輩方が忙しくて、

聞くに聞けない、

なんにも教えてもらえない

と、

つらそうにコメントしていたことを

思い出すことがあります。

その方は、

結局会社を去ってゆきました。


こういった例は

枚挙にいとまがないと思います。

もちろん

しっかりコストをかけて

教育したいけれども

人手が足りない

時間的に余裕がない

という理由で、

教育が難しく

新人さんを
放置状態したままになってしまう

こともあると思います。

しかし、教育コストを掛けることがもったない

現場で揉まれたほうが早い

本人の努力次第

という、

乱暴な発想の経営者がいることも現実です。

従業員はパートナー

理想論ですが、

会社は

トップの「やりたいこと」を

実現するために

たくさんの人が

手を貸してあげる場所

というように、

私は考えています。

そう考えると、

社員とは

下僕などであるはずがなく、

トップに手を貸す人、

いわば

パートナーである と考えることができます。


パートナーであっても、

トップが

何をどうしたいのか

どのように物事を考えているのか

最初はわかりません。

他人の集まりですから

当然のことです。

そんな状態で、

いきなり現場に投入しても

各々がバラバラな方向へ向かってる状態では

うまくいくはずがありません。

ですから、

まずは理念を

目指すものを共有して、

それを実現するために、

考え方も

行動も

伝えて、伝えて、伝えて

そうやって

共に戦う仲間に

トップの意思を

理解してもらう、

実現させるための

力を、

実力を養ってもらう

それが、

「まず人を作る」

ということで、

ここを疎かにしている

疎かになっている状態では

先細りしていくだろうなあと

考えます。


儲かれば何でも良い

という発想であれば、

「まず人を作る」という考えは

浮かんでこないと思います。

けれども、

だんだんと、

「儲かればよい」
という会社ではなく

しっかりとした理念を持った

応援したい

そう感じてもらえる会社が

選ばれるようになってきている

そういうように感じます。

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