何もできなかった日も、価値を見いだせる心でありたい

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鈴の鳴る道

先日、

星野 富弘さんの詩画集、

鈴の鳴る道

星野 富弘
出版社:偕成社 

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『鈴の鳴る道』を、

借りてきて味わいました。


星野 富弘さんは、

事故で頸髄を損傷し、手足の自由を失いましたが、

そのようなかで、

口に筆をくわえて文や絵を書き、

沢山の作品を制作されてきた方です。

私は、

小学校の教科書で

星野 富弘さんの作品に、

初めて触れ、

なんとなく心に留まっていたのですね。

その教科書に掲載されていた

作品は、

全く覚えていませんが、

『鈴の鳴る道』を手に取り、

車椅子で通る砂利道は

ガタガタして、苦手だったけれども、

ある日、車椅子に鈴をつけてもらったら、

その後、

鈴が鳴り、

良い音色がするため

砂利道を通るのが楽しみになった、

というエピソードを、

私が子供の頃にも聞いていたことを

思い出したのでした。


改めて考えてみると、

国語や美術の教科書は、

実は
大きな影響を受けているものが、

多いのだなと思いました。

何度も、何度も

『鈴の鳴る道』の冒頭には、

一つの作品を作り上げることの

手間、苦労について、記されています。

作品をじっくり見ると

鮮やかに色を使い分け、

たいへん瑞々しい花を描かれていますが、

星野さんご自身は、

手足が不自由なため、

筆を執ることもままなりません。

一筆を入れるのにも、

まずは色を細かく調整するために、

何度も、何度も

試し書きをし、

細かく指示をしを

繰り返していくそうです。

それは、たいへんな労力であることでしょう。

何もできなかった日も、大きなことをやり遂げた日も

さて、今回『鈴の鳴る道』のなかで、

P. 65 キダチベゴニア の

詩について

感じ入るものがありました。

その詩を要約すると、

何もできずに終わった日も

大きなことをやり遂げた日も

同じ価値を見いだせる心になりたい

というものです。

いかがでしょうか。

ぜひ、作品をご覧になってもらいたいです。


皆さん、

すごくがんばれた日もあれば、

何もせず、ただダラダラと時間が過ぎてしまった

という経験も、あると思います。

そんな、「何もできなかった日」は、

価値がなかったのでしょうか。

そうではないはずです。

何もできない日でも、

きっと
休息であったり、

考えをまとめていたり、

必要な時間であったと

考えることはできるかもしれません。

それよりも、

ただ生きて、感じるものがあった

というだけでも

良いではないか

という、気持ちが感じられました。


人生うまく行くことばかりではありません。

むしろ、思い通りにならない事のほうが多くあります。

良い日も、そうではなかった日も

私の大切な一日として

受け止めていく、

そうした気持ちがあってもいいじゃないか

と、そう感じるのです。

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