「ジャッジフリー」というあり方

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精神科医である野村 総一郎さんの

『人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉 』

を拝読しました。

ジャッジフリー

本書のキーワードは

ジャッジフリー です。

ジャッジフリーとは、

著者の造語ですが、

その意味は

「お金がある」

「顔がいい」

「肩書きがある」

といった

「上下」や「強弱」で

物事を見るのをやめる

ということです。


「お金がある」

「顔がいい」

「肩書きがある」

ことは、

いいことのように感じます。

しかし、老子は

価値とは相対的なものにすぎない

と説きます。

価値とは、

相対的なものに過ぎず、

絶対的なものではない、

自分より、

相手がよく見えるから

自分は負けているのだ

ということで、

他人と比較し

他人に対して、

自分はこんなにもダメなのだ

といったことで、

思い悩んでいるとするならば、

そもそも、

その勝ち負けや、

上下といったものも

相対的なものに過ぎないのだから、

比べても意味がないことだ

ということです。

つまり、

相手がどうであろうと

だから何 ?

そんなことはたいしたことがないよ

と、

気にしないことがよい、

そういったものに

とらわれないで

気にしない

ジャッジしない あり方のほうが、

ラクに生きられる

ということです。

「つながり地獄」の時代からこそ

とはいえ、

Facebook や Twitter など、

または LINE など、

PC やスマートフォンで

何かをすれば、

ごく自然に

他人の様子が

目に入ってきますね。

楽しそうなバカンスの様子や

仕事に、プライベートに

活躍している様子。

そういったものが

目に留まると

どうしたって、

上下や勝ち負けを

感じずにはいられない

そういう意味では、

現代は「他人を意識しない」ことが

たいへん難しい

状況にあると思います。

これは、

繋がり地獄

ですよね。


見なくてもよい

知らなくてもよい

ものって、

本当にたくさんあると思いますけれども

ごく自然に

目に触れるようにして、

いったん興味を示すと、

次から次へと

また新しいものが提示され

刺激に満ちていますが

もう良いと思っても、

その頃には

なかなか抜け出せなくなっていて、

あの人がボロ儲けしたとか、

誰と誰がくっついたとか、

自分のこと以上 に、

他人のこと に、

意識を奪われて いませんか ?

鏡のエクササイズ

他人に

意識を奪われすぎないための

エクササイズが、

本書に掲載されていました、

それが、 鏡のエクササイズ です。


鏡のエクササイズは、

自分の目からは

他人の様子しかみえず、

通常、自分自身は見えません、

他人が
視界に入ってくる からこそ、

どうしても 他人を意識 してしまう。

だから、

鏡で自分を顔を見る

ことで、
意識が自分に向かうように する、

というのが、

このエクササイズの

目的です。

エクササイズの方法は、

一日のうちに何度か、

鏡で、自分の顔を

1 分程度でも、

正視する

だけです。


鏡で

自分の顔を

まじまじとみることは

それほどないと思います。

男ならなおさら、

ですよね。


私は、

歳を重ねていく

自分の顔を

そんなに見ることが好きではなくて、

親戚のおじさんに

似てきたなあ

とか感じて、

変な感じがするのですが、

このエクササイズは、

続けてみたいと

思っています。


他人が、

あのひとが

ということにとらわれると、

今あるこの瞬間を

見落として

しまいやすくなります。

それよりも、

今を五感で感じることが、

生活を豊かに感じる

生きていることを

味わうことにつながると

私はそう考えています。

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