不登校児の卒業式

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私は「不登校児の親」です。

長男の不登校を通じて、

経験したことを、

不定期に記事にしています。

今回は卒業式です。

長男の中学卒業

私は

卒業式なんて別にどうでもいいよね

と思っていたのですが、

不登校だった長男は、

クラスの他の生徒とともに

卒業式に出席しました。

これは、

誰かが
強制したわけではなく、

自分の意思で

出る、と決めた ことでした。

けれども、

親には見られたくない

ということで、

私も妻も

卒業式には行かずに

式の最中は
家で待機していました。

つらそうに

必死な姿を

見られたくなかった

のだと思います。

呼ばれる名前

卒業式に出席するのは

練習なども含め、

本人にとって
かなりしんどかったようですが、

それではなぜ、

出席したのか、というと

本人にとっては

参加しないことのほうがキツかった

から、という理由です。

そのキツイこととは、

卒業証書の授与です。

証書を授与するときに

一人ずつ名前を呼び

生徒が「ハイ」と返事をして

壇上に上がっていきますが

不登校の生徒でも、

名前を呼ぶきまり らしいです。

欠席すれば、

代返したり、

代わりに証書を受け取る人は

もちろんいませんから、

式の進行上

不登校児が名前を呼ばれた後に

ひとりだけ、返事がなく

シーンとする

というのが

本人にとっては

「絶対にイヤだ」

と言うのですね。

空白のある卒業アルバム

また卒業アルバムでも、

同様のことがありました。


長男のケースでは、

不登校の生徒でも、

卒業アルバムには

絶対に

名前を掲載するきまり

らしくて、

不登校で

アルバム用の写真が

撮影できない場合は、

顔写真はなく、

写真が入る場所は

写真が入らず、空白になる

ということでした。

長男は

それを聞いて、

「ただの空白」というのは

すごく目立つよね

何かあった生徒だって

一発でわかるよね

と、憤っていました。

卒業式に出席する

という理由と近いですが、

式と違って

アルバムは
あとあと残りますからね。

今は、
名前がわかると

すぐにググる (検索する)

ことができますし、

名前だけあってで、

写真は空白

というのは、

かなり気持ちが悪いですよね。

長男は

卒業アルバム用の

写真撮影時は

体調も安定しておらず、

かなりキツい思いをして、

撮影をしに

学校に登校しました。

不在であることを、意図せず印象づけてしまう

不登校状態にある場合、

その多くは、

皆と同じではない

ということが

強い強い

負い目になって

います。

みんなは学校に通っているのに

自分だけそれができないなんて

なんて自分はダメなんだろう

ということです。

今回取り上げた

卒業式にしても

卒業アルバムにしても、

不在であることを

周囲に、
より印象づけてしまう

際立って、目立ってしまう

結果になるのですね。

登校していない

という負い目に感じている

不登校児に対して、

これは、ひどい仕打ち

だと感じます。

学校のカタさ

不登校状態にあって

希望すれば

アルバムに名前も載せない

卒業式で、
希望を呼ばずに飛ばす

ということくらい、

柔軟にスッと

対応してくれても

いいじゃないか、と思うのですが、

そのあたりは

そういう決まりです

で済まされてしまう事があり、

こういうところでも

学校の都合や

先生も、組織の中の人だ

ということを

感じる事が

何度も、何度もありました。


学校というシステム上 公立です

例外は作りたくないし、

例外を作る余裕もないし、

そもそもとして、

特別扱いする

とか

不登校児に対して配慮する

という発想自体

持っていない

勉強していない

という職員が

まだまだ多数なのだと

感じてしまいます。

こんなに

不登校、不登校と

騒がれるようになっていてもです。

親や本人が、決めていい

私の長男は

結果として、

卒業式に出席しましたが、

卒業式には

出ても、出なくても

どちらでも

まったく問題がありません。

卒業式に出なくたって、

その後の人生がどうにかなる

などということはありません。

出席しなければ、

卒業証書がもらえない

などと言って

脅しを書ける人もあるかもしれませんが、

そういう言動が

不登校児と、その家族を傷つける

んですよね。

そういう人は

対して何も考えていなかったり、

学校などの都合を

世間様を優先

そいういう言動がでる

というように理解しています。


周囲の言うことに

いちいち正面から向き合うのは、

消耗を大きくし、

傷を深くするだけなので、

「絶対にイヤだ」

ということ避ける

選択をするのことが

ベターですよね。

そして、

不登校児の親には

周囲がどう言おうとも

子供を大切に考える

という

ある意味
周囲に鈍感になる

立ち向かうではないけど、

同調もしない

という

高めの精神力が求められる

と、私は考えています。


私が
不登校の先輩から

受けたアドバイスは

卒業式に出席するかどうかなんて

本人に確認する必要すらない

ということで、

それよりは

子供を守る選択をしてください

ということです。


私の場合、

幸い
本人が決めることが

できる状態だった

ため、

自分で決めた

のですが、

本人の状態が悪ければ

「守る行動かどうか」

で決めていって良いです。

学校側は
いろいろ言うかもしれませんが、

学校と関わらなくなっても

本人の人生は

ずっと続いていくのですから、

学校の都合なんて、どうでもいい

のですよね。

いったい何から卒業するのか

『中学なんていらない』

では、

友人から卒業式について

卒業式は出席しなくちゃ

けじめだから

と、声をかけられたが

一体何のけじめだよ

と断った、

というシーンがあります。

そして、
卒業アルバムは

郵送されてきたが、

開封すらしていないそうです。


卒業式は、

最後、ということで

良い思い出を持っていない方も

多いのではないかと思います。

私も、

喉元をすぎるまでは

学校というところは

本当に最後の最後まで

不登校児と

その家族を苦しめるんだな

と感じていました。

今となっては、

まあ、そんなものかな、

と、そういう感じで

過ぎた過去のこと、です。


いったい何から卒業するのか

尾崎豊さんみたいですが、

私もいまだに

よくわからないです。

関連情報


卒業式の参加など、

については

キズキ教育塾さんの記事が

全てに同意見なわけではないですが、

よくまとまっていて
わかりやすいと思いました。

キズキ教育塾
不登校の卒業式。自分の気持ちを大切にしよう~卒業式に出席しない方法・する方法~
https://kizuki.or.jp/blog/futoko/23508/