手紙は、不登校の我が子と心を通わせるための一歩

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暴力を振るう息子・恐れる母

当ブログで

何度もご紹介している

『ひきこもり・不登校からの自立』

ひきこもり・不登校からの自立

荒井 裕司
出版社:マガジンハウス  発売日:2000-06-01

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の「第2章 家族再生」では

シングルマザーのお母さんが

高校生のお子さんが

家庭内暴力を振るうようになり

怖くて家を飛び出した

というエピソードが

掲載されています。


家庭内暴力が激しく

怯えたお母さんは

近くにアパートを借り

そこで寝泊まりしていて

息子さんの食事は

暴力が
恐ろしいので、

顔を合わせないように、

作ってきたものを

トレーに載せ

黙って玄関に置いてくる

ということを繰り返していたそうです。

これに対し、

筆者の荒井さんは

「あんまりですよ」

「まるで収容所じゃないですか」

ということをおっしゃいます。


まったく

コニュニケーションがない状態で

ただ食事を与えるだけ

という状態が

どれほど

子供を傷つける

どれほど、

信頼関係を損なうか

恐怖で

そういったことに

意識が向いていなかった

そのお母さんに

荒井さんは、

声掛けと、

メモを添えることを

実践するように伝えます。


メモを添えても、

しばらく反応はありませんでしたが、

それでも根気強く

母親から
働きかけることで、

次第に

コミュニケーションが

取れるようになり

再び

信頼関係を

構築してくことができた

というところで

エピソードは締めくくられます。

暴力は、サインに過ぎない

私の経験では、

長男が暴れた

ということは、

ほとんどなく

暴力や

暴れて、物を壊したり

ということはなくても、

苦しい自分の気持ちを

言葉で表現できずに

行動が乱雑になったり

大きな声を挙げて

取り乱したり

ということはありました。

そして、

そういう姿を見ていると

本来は

「安らぎの場」であるべき

自分の家庭でも

安心ができない

とか」

親子間で

コミュニケーションが

うまくとれない状態が続くと

暴力行為に発展する

可能性は、もちろんあるのだな

と感じます。

また、

これは、私の周囲だけ

かもしれませんが、

今の中高生は、

物を壊したりするのは「カッコ悪い」

みたいな意識が強くなってきていて

暴力的な行為は

一昔前よりも
少なくなっているのかもしれませんね。


しかしそれでもなお、

暴れたりすることがあれば、

それは

よほどのフラストレーションがある

と考えることができそうです。

ひきこもり、

不登校状態の方の

暴力について、

『ひきこもり・不登校からの自立』を

引用すると

しかし、実際は不登校や引きこもりの子どもというのは、親に深刻な危害を加えるようなことはほとんどない。子どもは愛情に飢えている。だから、その愛情の源である親を「絶つ」ようなことをすることはまずない。親の気を引きたい。愛情の確認がしたい。自分の苦しみに気がついてほしい。暴力は、そんなサインであり、苛立ちであるのだ。

ひきこもり・不登校からの自立 P.55

とあります。

要約すると

愛情に飢えている

子どもたちが

愛情の源である

親を「絶つ」ような行為は

まずない

ということで、

暴力など

目立つ行動によって

気を引いたり

愛情を確認したり

ということを求めている

のですね。


暴力は

結果として

そういう行為に

至っている

_いわば「現象」であって

「原因」そのものではなく

「現象」である

暴力にばかり目がいきやすいですが、

その奥にある

原因

つまり 「気持ち」の部分に

気づく

ことが大切なのですね。

長男に書いた手紙

ここからは

私の体験談です。


私の長男が

不登校になった頃は

また、
ドアにつっかえ棒をして

部屋にひきこもって

という時期が続きました。

また、昼夜逆転で

朝食を一緒に取ることは

ほとんどなく

状況はかなり違いますが、

コニュニケーションが

取りにくい状態

だったわけです。


その頃

不登校の先輩に

教えてもらって、

私も

起きてこない長男に対して

朝ごはんだよ

という手紙を

ブロックメモ

毎朝、書き残していた

ということを、

このエピソードを読むと

思い出すのですね。

内容は、こんなものでした


おはよう

今日は良い天気です

朝は、食パンとヨーグルトを

食べてください。

生きていると

いろんな事があるよね。

辛いことも

あるかもしれないけど、

嬉しいこと

楽しいこと

感動することも

きっとたくさんあるはずだよ。

お父さん、お母さんより


もちろん

当時中学生の

長男が

こんな手紙に

返事なんて書きませんし、

ゴミ箱に
捨てられていることを

目にすることも

しばしばでしたが、

きっと心に

残るものがあると思って

書き続けました。

そして、
どちらかというと、

妻のほうが

心に残っていたりして

何枚か

ストックしてあるようで

ちょっと恥ずかしいのですが、

心を渡そうとして、

しっかりと、

それができていた

と、

今となっては

感じる部分があります。

しらないけど。

手紙は有効な手段

私は、
専門家ではありませんが、

それでも、

心を伝え

親子で

コミュニケーションを

しっかり取ることができる

ことが良いことに

疑いの余地はありませんよね。


手紙は

たとえ
一方通行であっても

手紙で

気持ちを伝える

日常のことなど

ちょっとしたことを

伝えることは

どんな状態にあっても

貴方は家族の一員で

大切な人なのだ

という、

ストレートには

言わなくても

心を伝える

手段となるものです。

ですから、

どんな状態にあっても、

手紙などで

「あなたを気にしているよ」

ということを

根気よく

伝えることで、

状況が変わる

事はあるかもしれません。

スマホのアプリや

E メールなどで

伝える方法もありますが、

どうせなら

手書き

にすると良いですよ。


余談ですが、

引きこもりや

不登校の

解決の第一歩

となり得る行為かな

と思いますが、

何を持って

解決とするか

は、

本人は

嫌というほど考えていますが、

親の側は

考えもせずに、

学校に行くことが解決

とか考えていると

私なんかは

「それがイコール解決じゃねーよ」

とか思ってしまうので、

記事タイトルは、

我が子と心を通わせるための一歩

としました。

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