「腐る」経済、「腐らない」経済

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田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

を拝読しました。

内容について、

「BOOK」データベース を引用します。

祖父と父の教え、田舎の自然の恵み、築百年超の古民家に棲みつく天然菌、丹精込めて作られた素材…すべてが一つになった、奇跡のパンの物語。お金中心の「腐らない」経済から、発酵を繰り返す「腐る」経済へ。「不思議なパン屋」が起こす、静かな革命。


筆者は

街のパン屋で

修行をしていますが、

そこで高度な

資本主義経済から成る

経済の矛盾

強い不満を感じ、

そして、

小さくても

本当のことがしたい

と、

田舎でパン屋を

開店させます。


おもしろいのは

何を職業にしようか

悩む筆者のもとに

亡き祖父が

夢枕に立って

お前はパンをやりなさい

と告げた

というエピソードがあり、

こういうものって

よく記憶に残りますよね。

腐らないお金

筆者は

パン屋になるため、

街のパン屋で

まず修業をするのですが、

そこで、

多くの矛盾を感じます。

過酷な時間労働や、

添加物を使っているのに

「無添加」をうたうパン

など。


効率をあげる一方で

大量の無駄を

垂れ流している。

という

経済に、

私たちは

どっぷりと

浸っています。

筆者は

この世に存在するものは

すべて腐り

土に帰る

なのに

お金だけは

腐らないのはなぜ ?

と疑問に感じ、
そして、

「腐らないお金」を

無尽蔵に

増やそうとすることから、

無理が生じる

のだと考えるに至ります。

そのお金が、

社会と人の暮らしを

振り回している、と。

「職」(労働力)も

「食」(商品)も

安さが追求されることで

苦しい思いをする人が

増えているのではないか。

その「経済システムの外」に

出るには

どうしたら良いか

を暗中模索し、

そうしていく中で、

天然酵母を知り、

天然酵母を使った パン作り

ということにつながっていきます。

腐る経済

筆者は

田舎の古民家で

その家に住み着く

酵母菌を使った

パン屋を始めます。

作り手が

効率を考慮せず

真摯に

ものづくりにとりくみ、

真っ当に

評価されることを目指し

持続するために

しっかりと休み、

あたりまえのようで、

とても難しいことに

挑戦しながら、

地方から

経済を

眺める筆者。

利潤を求めず、

収支はトントンでも、

地域で循環し、

地域の中で生き

理想を実現する

そんな

「腐る経済」

を実践していきます。


菌と発酵、

自然のサイクルに

無駄はなく、

そして、

自然は決して

自らの思い通りに

操ることもできない。

だからこそ

奥行きがあって

面白いのだと

筆者は語ります。

自然と戦う

筆者の真摯な姿勢に

敬意を表します。

経済システムの外にも立てること

貧乏が良いわけではなく、

かと言って

お金儲けに

奔走するという生活も

苦しさがあります。

お金は手段であり、

あって困ることはありませんが、

収支のバランス

生活と仕事のバランスは

自らが

コントロール できると

人生がより楽く

なりますよね。


支出が多く

欲しい物が多く

そのためにお金が欲しく、

そして、

利潤を追求する

経済システム

のなかで、

気が休まる暇なく

奮闘している私たち。

効率をあげる一方で

大量の無駄を

垂れ流していて、

おカネで解決できるもの

が増える一方、

居場所がなく

苦しんでいる人も

増え続けている。

そういった

消耗感

焦燥感の中で

良いものは

作れませんし、

人生を楽しむことに

繋がらないと

私は考えます。

経済システム

無くなること

はなさそうですが、

その中の

何に自分をフィットさせるか

いつまで、

どこまで

それに付き合うか、

追われるだけ

ではなく、

どの位置に立つか

ということを考え

そのあたりを設計

していく

姿勢が求められる

かと考えます。


消費させるために

働かされている

と、

消費活動

経済活動に

疑問を感じている方が

手にとってくださると、

感じるものが多い

と思います。

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