「ポケモン全種類暗記」だっていいじゃない

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教育とは何 ?

数年前ですが

教育とは何?-日本のエリートはニセモノか (中公新書ラクレ)

尾木 直樹,茂木 健一郎
出版社:中央公論新社  発売日:2017-09-06

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を拝読しました。

その時のメモをもとに

記事にまとめ直しました。


教育評論家の
尾木ママこと、 尾木 直樹 さんと

脳科学者の 茂木 健一郎 さんの

共著で

対談形式で
読みやすくまとめられ

指摘されている問題点について

頷きながら

読み進めることができます。


私が本書で特に感じたのは

今の教育は

知的興奮を得る機会が少ない

ということです。

教科書に出てくる

単語を覚えて

テストに書けば

点数になる

教育は、

本来の教育ではなく

「受験対策」にすぎません。

このような教育は

学問から見ると枝葉に過ぎない ものですが、

中等、高等教育は特に

この点とり教育

の傾向が強く

わたしは、このことが

勉強嫌いに繋がっている

と感じています。

しかし、

知的興奮が得られる教育であれば、

もっと知りたい

という動機につながり、

点取りとは違った

学びへとつながるはずです。

「ポケモン」 でもいいじゃない

そして、

知的興奮の入り口は

たとえば

「ポケットモンスター」 (以下、ポケモン)

でも良いじゃないか、

と考えます。


ポケモンは
携帯ゲームが最初で

アニメやキャラクターグッツなど

多メディア展開もし

全世界にファンがいる

一大コンテンツですね。


ポケモンは

戦ったモンスターを

集めて、

育成して

チームを強くする

というのが

一つの目標ですが

このモンスターが

進化 (変態) したり

突然変異がいたり

様々な特性があって、

モンスターの相性を考えて

戦略を立てたりと

掘り下げる要素が

たくさんあるんですね。


モンスターの

デザインは

可愛らしいものが多く

親しみを持ちやすいです。

最初は

モンスターを

なんとなく収取

でも、

ある時

いつもと少し違う

突然変異の個体を

見つけたりして、

「これ何 ?」

という刺激になるのですね。

たとえゲームであっても

なにかがきっかけで

その道の面白さ

に気がついた人は

どんどん知りたい

もっと追求したい

という気持ちが

自然と湧いてくる ものです。

実際、

ポケモンに限らず、

ある事柄に

とても詳しいお子さん

っていますよね。


しかし

ポケモンなんかは

いくら詳しくなったからと言って

学校の成績に

まったく関係がないじゃないですか。

だから誰も褒めない。

たいていの人は褒めないです。

親の立場からしたら

「そうなんだ、すごいねー」

くらいしか

言えないわけです。

そして心の中では

「その気持ちを、勉強に向けてほしい」

とか思っているわけです。

でも、

私は

「ポケモンでもいいじゃない」

と思います。

即効性を求めない

栗原 類 さんは

著者

の中で

ポケモンが好きで

ポケモンの番組に出た

というエピソードを紹介しています。

けれども

当たり前ですが、

好きだということを

たまたま
アピールしていたなかで中

たまたま
仕事につながった

ということであって、

多くの人は

ポケモンが好きでも

成人して

「子供の頃、やり込んだなー」

と懐かしく振り返る

くらいしかありません。

それに今、

学校の成績

という面で見れば

全く役に立っていない

そう感じるのは無理もない

ように思います。

しかし、

知的興奮を覚えて

没頭した

という

経験があると

必ず将来に繋がります。

断言します。


好き嫌いも、

効率という面で見れば

全く無駄なもの

にすぎないわけですが、

それが人間であり、

そういった好き嫌いを下敷きに

自分の興味を掘り下げる

ことが、

知的興奮を得て

本来の学問

道を探求する

という方向に行くものです。

そして、

一見そのような

寄り道こそが

その人を作る道

だと考えます。


教育に即効性はありません。

即効性を求めること自体が誤りです。

ですから

たとえゲームであっても

好きで興味があること

可能な限り

チャレンジする

チャレンジさせてあげる

という気持ちを持ちたいものです。 

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