「ひとり時間」が豊かな個性を作る

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書籍 『 SOLO TIME (ソロタイム) 』

精神科医の

名越 康文 先生の

著書

を拝読しました。

インパクトのある

タイトルですよね。


雑にまとめると

人は

自己の確立 ができてはじめて

他人に貢献できる 自分になる

そのためには

一人で集中する時間 が必要

だからこそ

群から離れて

自分時間

を持ちましょう。

という内容です。

「群れ」への過剰な適用

本書では
コミュニティを

「群れ」

と表現しています。

「群れ」に帰属することは

必要だけれども

「群れ」に

過剰に適用 すると、

本来の自分の言動を

捻じ曲げてしまう

ことが増えます。

かんたんな例だと

ランチに
そばを食べたいのに

自分以外はみんな

ファストフードが良い

という感じですね。

「群れ」と

適切な距離感が

保てていれば

良いのですが、

過剰に適用すると

「群れ」を優先しすぎて

自分を強く

抑え込むことに

なりやすいですね。

つながり地獄

SNS と

スマートフォンが

登場し、

あっという間に

生活インフラの一部となり、

私たちは

かなり密接に

他者とつながる

つながってしまう

状態に置かれるようになりました。

気軽に

いろんなステータスの人と

関わりを持つことができることは

刺激になりますが

しかし、

いつでも

どこでも

誰とでも

気軽に

自由に

コミュニケーションができる一方

そういった状況に

疲れを感じている

人も増えてきています。


例えば

「既読スルー」

です。

メッセージを投稿して

相手はそれを見ているのに

返事をよこさない

というのが

「既読スルー」

でしたね。

なぜ返事を返すことが

当たり前なのか

と感じる部分がありますが、

「既読スルー」すると

「感じ悪い」

と受け止められる

傾向は

すぐにありますよね。

だから、
返事を返さなきゃ

と思ってしまうし、

それは私には

割と大きな負担です。

しかし

レス (返答) に、

すぐにレスがついて

自分もレスを入れる。

すると、 また相手からも

レスが入り

と、

延々と繰り返し、

「やめどき」が

わからなくなる

というのも

負担感が大きく、

私はこういうのを

つながり地獄 だなー

と感じます。

「群れ」の均質化

また「群れ」の中で

いつも同じ

メンバー同士で

つるんでいることで

思考や行動が

均質化する

ということが起こります。

長い間一緒にいる夫婦が

似てくるのと同じで

同じものを
見たり聞いたり

そして、
同じような会話をしたり

このようなことを

繰り返すうちに

思考が似通っていき、

集団の個性に寄っていく

のですね。

また、

「群れ」に

過剰適用することの

弊害として

「群れ」の思考に

慣れすぎてしまうと

「群れ」の外側に

対抗できなくなったり

敵対心を抱いたり

ということもあります。

ソロタイムを持ち、貢献できる自己を育てる

人間関係を

維持することが、

私たちの

人生の最大目的

ではありませんが、

しかしながら、

私たちは

その貴重な時間の

大部分を、

人間関係の

維持に費やしています。

そして「群れ」に

過剰に適用すると

「群れ」の中は

同じようなメンツ

だけになるし

そうなると、

「群れ」全体の

進歩がなくなっていきます。

わたしたちは

得意なことがあって

苦手なことがあるから

補い合うことができるのですが

知識も

興味も

技術も

均質化された

同じようなメンツばかりの「群れ」では

この補い合いが

発生しないためです。


だからこそ、

「群れ」から離れた

一人の時間 (ソロタイム) を

持つことによって、

「群れ」への過剰適用を回避 し、

自分と向き合あう

事がまず必要で、

それを通じて

自己を育てていく

事が重要なのです。

人目を忘れて

没頭する経験が

自己を育てる

のです。

関連情報

友だち地獄 (ちくま新書)

土井 隆義
出版社:筑摩書房  発売日:2008-03-06

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